熱中症・脱水症対策のススメ

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熱中症・脱水症対策のススメ

熱中症・脱水症

熱中症・脱水症ってなに?

熱中症は、気温や室温が高いときに、体の中の温度をうまく下げられなくなってしまうことで起こります。

体がとても暑くなって、さまざまな症状が出ます。

また、汗をたくさんかくと体の中の水分や塩分(電解質)が減ってしまい、脱水になってしまうこともあります。

子供は体温調調節の力がまだ未熟で、大人よりも熱中症になりやすいです。

地面の近くは温度が高いため、背の低い子供はより熱の影響を受けやすいといわれています。

 

熱中症のサイン(症状)

   程度               主な症状

●軽い症状(Ⅰ度) ふらつく、立ちくらみ、足や手がつる(こむら返り)、たくさん汗をかく

●中くらい(Ⅱ度) 頭が痛い、気持ちが悪い、吐いてしまう、元気がない、だるそう

●重い症状(Ⅲ度) 呼びかけに反応がおかしい、けいれんを起こす、体温がとても高い

 

脱水症のサイン(症状)

   程度           主な症状

●軽い症状(Ⅰ度) 口の渇き、倦怠感、立ちくらみ、皮膚や唇の乾燥

●中くらい(Ⅱ度) めまい、吐き気、頭痛、皮膚の乾燥、尿量の減少

●重い症状(Ⅲ度) 意識障害、錯乱、けいれん、血圧低下、頻脈

 

予防のポイント(おうちや外出先でできること)

・☂ 日陰や涼しい室内でこまめに休憩しましょう

・❆ エアコンや扇風機を使って室温は28℃以下を目安にしましょう

・👗 通気性がよく汗を吸いやすい服を選びましょう

・💧 のどがかわいていなくても、こまめに水分・塩分補給をしましょう

   (お茶、水、イオン飲料、経口補水液など)

・🍙 しっかりご飯を食べること、よく眠ることも大切です

 

もし熱中症・脱水症かも?と思ったら…

・すぐに涼しい場所に移動しましょう

・衣服をゆるめて、楽にしてあげましょう

・水分や塩分を取りましょう(飲めるようならゆっくり少しずつ)

・ワキの下や太ももの付け根を、冷たいタオルや保冷剤で冷やすのも効果的です

 

※水分が飲めない、呼びかけても反応が変、けいれんや高熱などがある場合は、すぐに病院を受診しましょう

緊急時は救急車を呼んでください!!

 

小児科より

当院でも経口補水液(OS-1など)の飲み方や熱中症対策の相談を受け付けています。

夏の間は特に注意が必要ですので、気になることがあればお気軽にご相談下さい!