日帰り手術について

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福岡県新宮町の『みみ・はな日帰り手術センター』
うえだクリニックにお任せください。

◆耳の手術

当院で行っている耳の手術

◆鼻の手術

当院で行っている鼻の手術


このような方におすすめ!

  • 長く通院をしているが、根本的な治療ができない
  • 手術をしたいが、仕事があって時間がとれない
  • 子供が小さくて入院治療が受けられない

当院は「みみ・はな日帰り手術センター」です。

耳や鼻の病気は一旦よくなっても繰り返すことが多く、手術を希望される方はたくさんいらっしゃいます。しかし、仕事や家事、育児、介護などでお忙しく、一般的な一週間程度の入院ができないため手術をあきらめ、薬の治療を続けていらっしゃる方を多く見てきました。 日帰り手術で早期に仕事や生活に復帰でき、入院の負担を減らすことで、より多くの方を病気のお悩みから解放できると確信し、当院は「みみ・はな日帰りクリニック」として開業いたしました。
短期滞在手術が可能になった背景には、医療機器の進歩と高度な医療技術があります。内視鏡はより細径になり、高画質映像を見ながら繊細に手術を行うことができるようになりました。当院ではこうした技術や機器を積極的に取り入れ、切開や剥離の範囲を最小限にとどめることに努めています。

住所 福岡県糟屋郡新宮町夜臼6-8-8
診療時間 9:00~12:30 14:30~18:00
※木曜、土曜は13時まで
定休日 木・土午後、日曜祝日

当院が選ばれる理由

豊富な手術実績

豊富な手術実績

経験豊富な手術数を誇る院長が直接担当します。

最新鋭の医療機器

最新鋭の医療機器

安全な日帰り手術を実現する最新鋭の医療機器を完備しています。

個室型診療室を完備

個室型診療室を完備

患者様のプライバシーを重視した完全個室型診察室でお迎えします。


日帰り手術のメリット

① 社会や日常生活に早く復帰できる

復帰時期には個人差がありますが、当院で受けた日帰り手術を平均すると、お仕事や学業への復帰時期は術後3日程度となっています。デスクワークなどお体への負担が少ないお仕事では、2~3日後の復帰が目安となります。入院による同じ手術の場合、入院から退院までは平均して7~10日程度となっています。

 

② お体やお気持ちへの負担を軽減

当院で行う日帰り手術の場合、最短15分、最長でも2時間程度の所要時間です。手術時間が短く、侵襲が少ないのでお体への負担が軽減できます。当然、早い回復も望めます。また、所要時間が短いことで麻酔など使用する薬剤の量も減らせます。またお気持ちへの負担も軽減されます。

 

③ 入院費用が必要ない

入院による手術では、入院費用が大きな割合を占めていました。日帰り手術では入院費用が必要ないため、その分の経済的な負担を軽減できます。たとえば当院で行う鼻中隔彎曲症の日帰り手術の費用は3万2000円~3万5000円程度です。同様の手術を入院して受ける場合、7~10日の入院が必要になって費用は10~15万円程度となります。

 

④ 事前準備やアフターフォローも不要

入院する場合、ご自分の入院準備に加え、不在になる数日のための準備や、復帰後にフォローが必要になります。お仕事・学業・家事・介護などで普段お忙しければ、準備やフォローもかなり大変です。日帰り手術であれば、こうした準備やフォローがほとんど必要なくなるため、楽に受けていただけます。

 

⑤ リラックスして過ごせる

日帰りで受けられますが手術ですから、ご自宅に帰ってからの安静が必要です。手術を受けた当日にご帰宅できますので、慣れた環境でリラックスして過ごせます。入院した時のように知らない方に気を使う必要はありませんし、飲食やトイレにも遠慮する必要はありません。


日帰り手術ができる治療

◆耳の手術

滲出性中耳炎

鼓膜の奥に滲出液がたまる中耳炎です。通常、内服治療や鼓膜穿刺(水抜き)で治療を行いますが、反復性、難治性の場合は鼓膜にチューブを留置します。チューブを留置すると、中耳腔の滲出液が耳管から排出されやすくなり、換気された中耳腔を維持できます。

手術方法
  • 鼓膜チューブ留置術(約10分)
慢性中耳炎

鼓膜に穴の開いた状態が続くため、耳漏(耳だれ)が反復したり、聞こえが悪くなったりします。耳だれ防止、聴力改善のために手術を行いますが、治療方法は様々です。鼓膜の穴のサイズや炎症の程度、患者さんの年齢などにより、手術方針を決定します(オーダーメイド医療)。穿孔サイズが小さい場合は、人工材料を使用することが可能です。そのためどこも切らずに穴を塞ぐことが可能です。

手術方法
  • 鼓室形成術(約60分)…耳介後部を切開しますが、当院では内視鏡を使用するため、切開を最小限にすることが可能です。成功率95%と非常に高い手術です。
  • 鼓膜形成術(約30分)…小さく耳の皮下組織を採取し、鼓膜の穿孔を閉鎖します。
  • 鼓膜穿孔閉鎖術(約10分)…人工真皮を使って鼓膜の穿孔を閉鎖します。
真珠腫性中耳炎

鼓膜の変形とそれに伴う炎症で、骨を破壊していく病気です。手術しか根治的治療がありません。炎症病変を取り除き、聴力改善の手術を行います。

手術方法
  • 鼓室形成術+乳突削開術(約120分)

◆鼻の手術

アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎は通常、内服薬や点鼻薬で治療します。しかし重度の鼻症状でお困りの方や内服治療を続けたくない方は手術の選択が可能です。術式は鼻粘膜表面をレーザーで焼灼する方法や原因神経を切断する手術などがあります。患者さんの病態、ライフスタイルを考慮して治療方針を決定します。

手術方法
  • レーザー焼灼術(約15分)…鼻粘膜表面をレーザーで償却することで、一定期間症状を起こしにくくする効果があります。
  • 後鼻神経切断術(約30分)…原因神経を切断することで、過敏な反応を抑え、くしゃみや鼻水の症状を改善します。
鼻中隔弯曲症

鼻中隔は鼻の穴の間にある仕切りのことで、左右どちらかに曲がっていることが普通です。しかし、弯曲の具合が大きく、それが原因で鼻づまりや鼻血などの症状が出る場合があります。鼻中隔弯曲を矯正することで症状を改善します。

手術方法
  • 鼻中隔矯正術(約30分)…曲がっている部分の鼻中隔軟骨を切除し、まっすぐな部分だけに整えて戻す手術です。
慢性副鼻腔炎(蓄膿症)

内服治療でも改善しない方、炎症を繰り返す方は手術を選択することができます。特に鼻茸(ポリープ)を有する方は薬で完治することは困難です。以前は口の内側を切って手術をしていましたが、現在は内視鏡(カメラ)を使って、鼻の中から手術を行います。

手術方法
  • 内視鏡下副鼻腔手術(約60分)

日帰り手術の流れ

STEP 01
外来受診・ご相談
まずは通常通り耳鼻咽喉科外来を受診していただきます。
治療に対して、患者さんの病態・ライフスタイルに応じて様々なご提案をします。術式についてもご説明し、手術が必要と判断したり、手術をご希望される場合は、その後のスケジュールを決めていきます。
STEP 02
術前検査
(血液検査、心電図、胸部レントゲン)
手術から約2週間前に全身検査を行います。
日帰り手術を受けることのできる基準(日帰り手術適応基準参照)に満たない場合、最適な病院へご紹介する可能性もございます。
STEP 03
手術当日
手術は午前中に行います。
手術は局所麻酔または全身麻酔で行います(手術内容にて異なります)。全身麻酔手術の場合は手術後、院内リカバリー室で約3時間安静ののち、自宅に帰宅することができます。当日は出血もありますので、安静におやすみください。
STEP 04
術後の処置
手術翌日と翌々日に外来で状態を観察します。鼻の手術の場合、翌々日の外来受診時に止血用の鼻内タンポンを抜去します。この日もなるべく安静にしてください。
STEP 05
術後経過
術後1-3日は連日外来にて術後処置を行います。その後は定期検診を行います。状態によっては通院回数、期間は短くなったり長くなったりすることがあります。

術後のフォローもご安心ください。術後に気になる点もお気軽におたずねください。


日帰り手術適応基準について

① 未治療の合併症がない人

当院では、米国麻酔学会発行のガイドラインを参考に基準を設けております。上記に該当する場合でも、適応範囲外と判断した場合、もしくは、手術前検査の結果に問題があった場合には手術をお引き受けできないことがあります。

② 帰宅後に、ご家族の付添いが可能なこと

 

③ 公共の交通機関ではなく、患者さん以外が運転する車、または、タクシーによる帰宅が可能であること

 

④ 上記移動手段による、当院からご自宅までの移動時間が、概ね1時間であること

遠方からお越しの方へ

遠方からお越しの場合、当日の帰宅を許可できない場合がございます。ご移動に1時間以上かかる場合は、近くの提携病院もしくはホテルへの宿泊をおすすめしております。

※術後の安全のため、手術当日の帰宅の可否・近隣ホテルへの宿泊の要否の判断は、上記の基準に則り、事前に医師が決定しています。


医療費について

◆手術はすべて「保険適応」です

当院で行っている治療、手術はすべて保険適応(保険がきく)の治療になります。保険適応の治療とは国が承認している治療で、その費用は国が決めています。通常でしたら自己負担額は3割で、残りの7割は保険者もしくは国が負担をしています。
つまり、当院で行っている治療は国が承認している普遍的な治療であり、自由診療のような特殊な治療ではありません。

◆高額療養費制度について

公的医療保険の制度のひとつである「高額療養費制度」とは、月初から月末までに医療機関や薬局の窓口で支払った額が一定の自己負担額を超えた場合、その超えた金額が払い戻される制度です。払い戻しを受ける条件や、医療費の上限が決められており、個人の負担を軽減する仕組みも設けられています。

高額療養費制度について、厚生労働省からの資料はこちらから>>

院長 上田祥久

うえだクリニック耳鼻咽喉科
院長 上田 祥久

私はこれまで大学病院を中心に18年間耳鼻科診療に携わってまいりました。 主に外科手術治療を担当しておりましたが、大学病院勤務時代、午前中手術した患者さんの診察のため入院病室に伺うと、午後にはベッド上でテレビを見ていたり、お食事をされていたりする姿をよく拝見していました。翌日以降は、朝の手術患部の治療が終わると一日特に予定がなく、数日入院治療を行われ、退院されていきました。同じ頃、米国での臨床現場を拝見し、「日帰り手術の可能性」を強く感じるようになりました。 かつては上唇の裏側を切開し、骨を削って行われた副鼻腔の手術。術後は当然顔面の腫れと出血がみられました。内視鏡をはじめとする医療機器の進歩と高度な医療技術により、切開を入れることなく鼻の穴から手術することが可能となり、患者さんにとっては低侵襲手術が可能となりました。また、内視鏡は更に細径となり、高画質モニターの進歩により、中耳炎の手術が耳の穴から行うことが可能となってきました。 日々進歩する医療技術・医療機器を積極的に取り入れ、学会活動など研鑽を重ねることで、耳や鼻の症状にお悩みの患者さんに最前線の治療を提供できるよう、努力を続けてまいります。


診療実績

2006~2014年(9年間)で、耳の手術件数が約2000件にのぼります。
全国でも耳の手術において上位にランクインされています

いい病院2014
いい病院2013
いい病院2012
いい病院2011
いい病院2008
いい病院2007
いい病院2006

Q&A

Q:子供でも手術を受けられますか?

A:局所麻酔下の処置は患者さんのご協力が必要ですが、処置を理解でき、静止することができれば、小学生でも可能です。適応かどうかは診察時に判定させていただきます。
手術適応と考えられる場合、局所麻酔下の手術が困難でしたら全身麻酔下での手術になります。

Q:痛いですか?

A:多くの場合全身麻酔をするため、手術中に痛みを感じることはほとんどありません。手術後は多少の痛みは予想されますが、鎮痛剤を使いながら、痛みが少ないようコントロールに努めてまいります。手術後は、手術そのものの痛みよりも、ガーゼなど詰め物の圧迫感や、不快感を感じる方の方が多いように感じます。

Q:遠方からでも手術できますか?

A:クリニックまで1時間で移動できる範囲の方のみ、日帰りで帰っていただいています。それ以上かかる場合は近隣の宿泊施設への宿泊、近隣施設への入院をお願いしています。
詳細は「適応基準について」をご覧ください。

Q:麻酔方法はどうするのですか?

A:基本的には全身麻酔で手術を行います。代謝・覚醒が早い種類の全身麻酔薬を使用し、無痛下の治療を主に行っています。短時間で侵襲の少ない手術の場合は、局所麻酔での手術も行っています。

Q:手術日に車で来院してもいいですか?

A:自分で運転する乗り物での来院はお断りしています。手術で鎮静剤、麻酔薬を使用するために術後はふらつきます。事故の原因となるため、自転車・バイク・車などの乗り物での来院は禁止させていただいています。家族の方が運転される場合は問題ありません。

Q:土日も手術をしていますか?

A:土日の手術は行っていません。火曜日・木曜日の午前中が手術日となっております。

Q:電話で手術の予約はできますか?

A:手術の予約を電話では行っていません。通常通り耳鼻科外来を受診していただき、手術のご相談をしたうえで、最終的な日程調整を行っています。

Q:手術の痕は残りますか?

A:鼻の手術は鼻内のみの内視鏡手術なので、外側からは傷が見えることはありません。耳の手術では耳の後ろに皮フ切開が入ります。ただし、当院では内視鏡を用いた低侵襲手術を行うため、切開創は小さくなり、ほとんど目立ちません。

Q:お風呂はいつから入れますか?

A:術後出血のトラブルを避けるために基本、手術日の入浴は禁止させていただいております。翌日からのシャワー入浴は可能です。

Q:運動はいつからできますか?

A:1週間後~軽い運動が可能できます。
病態や術式、術後の状態によって異なりますので、詳しくは診察の際にお尋ねください。

Q:仕事はいつからできますか?

A:術式、術後の状態、仕事の内容で異なってきます。
術後1~3日は術後治療で通院していただくため、4日目くらいで復帰される方が多いようです。

Q:食事はいつからできますか?

A:3時間はリカバリー室でお休みいただきます。その後は飲食が可能です。消化のいいモノから開始してください。

Q:付き添いは必要ですか?

A:術後は麻酔後でふらつく可能性があるため、付き添いをお願いします。付き添いがなくご帰宅に不安がある方は、近隣病院への入院も可能ですので、ご相談ください。
手術後に困ったときの連絡はどうすればいいのですか?
院長の直通電話番号をお伝えしますので、緊急時やお困りの際は、お電話いただければと思います。

Q:支払いにカードは使えるのですか?

A:申し訳ございません。当院ではクレジットカードの取り扱いは行っておりません。現金でのお支払いをお願いいたします。

Q:日帰り手術で生命保険は使用できますか?

A:生命保険に関しては、患者さん自身と保険会社との契約ですので、加入されている保険会社にご確認ください。正式な手術名が必要な場合は当院までお尋ねください。