気管支喘息
気管支喘息について
気管支喘息（ぜんそく）は、気管支に炎症が起こり、空気の通り道が狭くなる病気です。
そのため、呼吸をする時に「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という音がしたり、咳が長く続いたりします。
特にお子さまは、夜や明け方に咳が強く出やすいのが特徴です。
○ゼーゼー・ヒューヒューとした呼吸音
○夜や明け方に強くなるしつこい咳
○呼吸が苦しくて胸を押さえるようなしぐさ
○風邪のあとに咳だけが長く続く
発作は、いろいろな原因で起こります。
🤧風邪などのウイルス感染
🌸ダニ・ホコリ・花粉などのアレルギー
🌡季節の変わり目や気温の差
🏃運動
🚬タバコの煙
喘息は「長くつきあう病気」ですが、きちんと治療すれば発作を予防して元気に過ごせます！
○発作のとき→吸入薬などで呼吸を楽に
○発作を繰り返す場合→炎症を抑える「飲み薬、吸入薬」で予防
○おうちで→ホコリ・ダニ対策、タバコの煙を避ける
喘息と上手につきあうために、日常生活の工夫も大切です✨
お家で出来ること
🧹部屋の掃除をこまめにして、ダニ・ホコリを減らす
🌞布団・枕を天日干し、布団乾燥機で清潔にした後に掃除機でしっかり吸う
🐶ペットを飼っている場合は清潔を心掛ける
🚭タバコの煙は完全に避ける
学校・運動について
○発作が落ち着いていれば運動は可能！ただし無理はしない⚠
○運動前に予防吸入を使う場合もあります
○先生や保育士さんに「ぜんそくがあること」を伝えておくと安心です
日常生活での工夫
😪規則正しい生活で十分な睡眠をとる
🧼風邪予防のため手洗い・うがいを習慣に
🌷季節の変わり目やかぜ流行時は発作に注意
次のようなときは、早めに小児科へご相談ください！
○夜間や明け方の咳が何日も続く
○ゼーゼー・ヒューヒューが強く、呼吸が苦しそう
○遊んでいてもすぐ疲れてしまう、動くと咳こむ
○発作で顔色が悪い、眠れない
○風邪をひくたびに咳が長引く
※急に呼吸が荒くなり、会話や食事が難しいときは救急受診が必要です🚑
お子さまの喘息は、家庭での観察と適切な管理がとても大切です。
少しの咳やゼーゼーでも見逃さず、気になる症状があれば早めに受診してください！
当院では、お子さま一人ひとりに合わせた診療と生活のアドバイスを行っています。安心してご相談ください😊