アトピー脱毛

アトピー性皮膚炎とは

アトピー性皮膚炎とは、かゆみを伴う湿疹が慢性化する疾患です。皮膚の角質層にあるセラミドが減少し、バリア機能が弱まっている状態となり、、皮膚の保湿能力が低下し極度の乾燥肌になることが特徴です。また、皮膚表面が荒れていることでアレルゲンが侵入しやすくなってしまい、刺激によるかゆみが生じ、かゆみに耐え切れずに爪でかきこわすことで更に湿疹の状態が悪くなるという悪循環に陥り慢性化してしまいます。
アトピー性皮膚炎の悪化因子は様々で、乳幼児では食物アレルゲン、それ以降ではダニ、ハウスダスト、花粉などの環境アレルゲン、汗やストレスなども刺激として悪化因子になります。

アトピー性皮膚炎と脱毛の関係性

アトピー性皮膚炎は症状のある悪い状態と良くなった状態を繰り返すことが特徴です。アトピー性皮膚炎は、一時的に良くなっても、皮膚の下で様々な細胞や伝達物質が関わる炎症が残っているため再び悪化してしまう場合があります。
そのため、アトピー性皮膚炎は「うまく付き合う」ことが求められる疾患で、痒みの原因となる刺激を起こさないようにすることが重要になります。
アトピー性皮膚炎をお持ちの方など、もともと肌の弱い方は自己処理による「毛剃り」によって肌を痛めてしまっているケースがあります。カミソリなどで自己処理をすると肌表面の角質層も同時にそり落としてしまいます。その結果、バリア機能が低下してしまい炎症を起こすリスクが高くなってしまいます。

医療脱毛によるレーザー照射の場合は、毛とその周囲にある発毛組織にアプロ―チするため肌表面へのダメージは大きくありません。そのため肌への負担が少なくムダ毛の処理をすることができます。

このような方は当院にご相談ください

  • アトピー性皮膚炎やお肌にトラブルがあり、脱毛治療ができるか不安
  • 毛剃りをすると、いつも肌が荒れてしまう方
  • 乾燥肌で保湿剤が手放せない方
  • お化粧品でかぶれやすい、かゆみが出やすい敏感肌の方
  • アトピーや湿疹があるため、他で脱毛を断られた方

アトピー性皮膚炎の方で脱毛をする際の注意点

基本的にはアトピー性皮膚炎の方でも脱毛を受けていただくことが可能ですが、かえって症状が悪化しないように、当院では脱毛が可能かどうかを診断させていただいてから決めています。

脱毛をする際の注意点

下記症状の場合は脱毛をお断りする場合がございます。ご自身の症状が気になる方はお気軽にご相談ください。

  • 炎症が強い
  • 皮膚に出血が見られる
  • 濃い色素沈着がある
  • 皮膚が感染を起こしている
  • ステロイド外用剤の副作用で多毛になっている

アトピー性皮膚炎の方は脱毛をした方が良い理由

①アトピー性皮膚炎や肌トラブルが改善する

実際に医療脱毛を行うことで、アトピー性皮膚炎が改善したという症例報告が学会でも多数発表されています。
アトピー性皮膚炎が改善する理由として下記が考えられます。

  • 自己処理が必要なく、剃刀の使用による皮膚の炎症が減った
  • 毛が減ることで、毛と皮膚との擦れが少なくなり、炎症が起こりにくくなった
  • 脱毛することで、保湿剤や外用薬が肌に直接浸透しやすくなった

また、脱毛と同時に毛穴の引き締めができるため、ニキビなどの肌トラブルの改善にもつながります。

②かゆみが少なくなり集中力がアップする

アトピー性皮膚炎の方にとって、かゆみは集中力を削ぐため抑えることは非常に重要な課題です。レーザーによる脱毛は、体毛の擦れによる摩擦や刺激が減ることでかゆみが改善し、睡眠の質が向上したり、ストレスが軽減することが考えられます。その結果、勉強や仕事などに集中力を持って臨むことができます。

うえだクリニック耳鼻咽喉科・皮フ科の医療脱毛

皮膚科クリニックでの医療脱毛

当院は皮膚科・美容皮膚科クリニックで保険診療も行っております。
アトピー性皮膚炎の症状で悩まれている方で、肌が傷付くのを覚悟してムダ毛処理を行い、症状が悪化するという事例を今までも多く見てきました。アトピー肌であるばかりにおしゃれができないといったお悩みに対応できるよう体制を整えています。
気になることがあればお気軽にご相談ください。

2台の最新型医療脱毛機がある

当院では、2種類の異なる効果をもつレーザー波長を同時に連続照射できる脱毛機として2022年に国内初承認されたルミナス社製で熱破壊式の「スプレンダーX」と蓄熱式の「ソプラノアイスプラチナム」を導入しております。どちらの機種も痛みを抑えながら効果的に脱毛が可能です。

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